アスベスト相談室

アスベスト除去等の作業を行う際に着用する保護衣・作業衣 ~ショートコラム⑱~

アスベストを除去等の作業を行う場合は、作業員がアスベストにばく露しないよう注意を払う必要があります。そのために呼吸用保護具や保護衣(作業衣)を着用する必要があります。今回のコラムでは保護衣(作業衣)についてご紹介します。

アスベスト等の除去等の作業の際は、除去対象製品や除去工法から指定された保護衣等の種類に従い、保護衣又は専用の作業衣を着用しなければなりません。

保護衣は、身体表面や下着、保護衣の下に着用する作業衣へのアスベスト等の付着を防止するために着用します。

頭部を含む全身を覆うものとし、保護衣と呼吸用保護具の全体形面体、手袋、シューズカバーなどとの接合部は、テーピングで密閉します。

負圧隔離養生や隔離養生(負圧不要)内での作業においては、使い捨てタイプの保護衣を使用し、隔離作業場からの退出の都度廃棄することします。

負圧隔離内部など石綿繊維の発生量が多い作業場所では、JIS T 8115の浮遊固体粉じん防護用密閉服 (タイプ5)同等品以上のものを使用することが定められています。

作業衣は、アスベストを取り扱う作業場内で専用に着用する作業衣のことです。

一般環境や家庭内への二次汚染を防止することを目的にアスベストを取り扱う作業以外の作業で着用する作業衣や通勤衣と区別して使用します。

材質は表面が平滑で粉じんが付着しにくいもので、構造は粉じんが服内部に侵入しにくく、また粉じんが堆積しないようにポケット数が必要最小限度のものとします。

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