アスベスト相談室

事前調査の実施方法 ~ショートコラム⑰~

建物の解体や改修作業を行うときは、当該建築物等にアスベストが含まれているかどうか事前調査を行う必要があります。

今回のコラムでは、事前調査はどのような流れで行うのか概要をご紹介します。

事前調査ではまず、書面調査を行います。設計図書等を確認し、書面上で石綿含有建材の使用場所等を把握します。

その後現地での目視調査において設計図書と異なる点がないかを確認するとともに、建築材料に印字されている製品名や製品番号等を確認し、その建材にアスベストが含まれているかどうか確認します。

建材に表示されている情報の確認は、アスベスト飛散防止・ばく露防止の観点から原則照明やコンセントなどの電気設備の取り外し等により行い、建材の取り外し等はできるだけ避けます。

やむを得ず建材の取り外し等を行う場合は吸引用保護具の着用や湿潤化など、作業に応じて必要な措置を講じる必要があります。

書面調査及び現地での目視調査で石綿含有の有無が確認できなかった場合で、分析調査を行う場合は、現地で当該建材を採取します。

なお、書面調査及び現地での目視調査で石綿含有の有無が確認できなかった際に石綿が含有されているものとみなし、法令上の措置を講じる場合、分析調査は不要です。

分析調査のための試料採取の際もアスベスト飛散防止・ばく露防止のため必要な措置を講じる必要があります。

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